主の息がその上に吹けば、 草は枯れ、花はしぼむ。 たしかに人は草だ。
その息は炭火をおこし、 その口からは炎が出る。
また、富んでいる者は、自分が低くされたことを喜ぶがよい。富んでいる者は、草花のように過ぎ去るからである。
たとえば、太陽が上って熱風をおくると、草を枯らす。そしてその花は落ち、その美しい姿は消えうせてしまう。それと同じように、富んでいる者も、その一生の旅なかばで没落するであろう。
彼らは神のいぶきによって滅び、 その怒りの息によって消えうせる。
彼は花のように咲き出て枯れ、 影のように飛び去って、とどまらない。
あなたは人を大水のように流れ去らせられます。 彼らはひと夜の夢のごとく、 あしたにもえでる青草のようです。
あしたにもえでて、栄えるが、 夕べには、しおれて枯れるのです。
わたしの心は草のように撃たれて、しおれました。 わたしはパンを食べることを忘れました。
風がその上を過ぎると、うせて跡なく、 その場所にきいても、もはやそれを知らない。
正義をもって貧しい者をさばき、 公平をもって国のうちの 柔和な者のために定めをなし、 その口のむちをもって国を撃ち、 そのくちびるの息をもって悪しき者を殺す。
そのうちに住む民は力弱く、 おののき恥をいだいて、 野の草のように、青菜のようになり、 育たずに枯れる屋根の草のようになった。
彼らは、かろうじて植えられ、かろうじてまかれ、 その幹がかろうじて地に根をおろしたとき、 神がその上を吹かれると、彼らは枯れて、 わらのように、つむじ風にまき去られる。
「わたしこそあなたを慰める者だ。 あなたは何者なれば、死ぬべき人を恐れ、 草のようになるべき人の子を恐れるのか。
あなたがたは多くを望んだが、見よ、それは少なかった。あなたがたが家に持ってきたとき、わたしはそれを吹き払った。これは何ゆえであるかと、万軍の主は言われる。これはわたしの家が荒れはてているのに、あなたがたは、おのおの自分の家の事だけに、忙しくしている。
人は、そのよわいは草のごとく、 その栄えは野の花にひとしい。